【イベントレポート】食の安全保障を考える国民フォーラム
9月22日(日)14時より、日本のための選択肢主催の講演会『食の安全保障を考える国民フォーラム』が、新宿区のワイム会議室高田馬場3Fフロアにて開催されました。
当日は連休中日にもかかわらず多くの方々にお越し頂きました。ご参加頂きました皆さま、誠にありがとうございました!
参加頂いた方の6割を女性が占め、その意識の高さと行動力を再認識する一日ともなりました。
講演会スケジュール
第Ⅰ部:
- 鈴木宣弘先生 講演
- 田母神俊雄先生 講演
第Ⅱ部:
- 中村和弘代表 講演
- 及川幸久氏 ライブ中継
- 質疑応答
懇親会
第Ⅰ部
鈴木宣弘先生 講演
GHQの占領政策により、日本はアメリカの余剰農産物の最終処分場とされ、日本を弱体化させる洗脳教育、経済・財政政策が行われてきました。
そして「食糧こそ国防の第一線、貿易主義・外国依存主義は、①食糧の独立を軽視し、②国防の基礎を危うくし、③結局亡国となる」ことを指摘した、丸本彰造氏の『食糧戦争』(昭和19年)は、GHQにより焚書されました。
こうして始まった鈴木先生の講演は、日本の食糧安全保障の危機がアメリカにより巧妙に仕組まれたものであること、その問題の根深さを突きつけました。
今や日本の食料自給率は、種や肥料の食料自給率の低さを考慮すると38%どころか10%あるかないか。海外からの物流が停止したら世界で最も餓死者が出る国、との試算も出ています。
45分という短い時間でしたが、多くの学びを得ることができました。
田母神俊雄先生 講演
実は、田母神先生と鈴木先生が同席されるのは初めてと伺い、大変貴重なコラボレーションとなりました。
アメリカによる日本弱体化、亡国へ突き進む農業・財政政策を明らかにされた鈴木先生のお話を受け、安全保障のプロとして、様々な角度からお話を伺うことができました。
無意味な緊縮財政、欺瞞に満ちた増税路線、アメリカに依存した軍事・兵器開発、事なかれ主義に終始するこの国のリーダーシップ。問題は山積みです。
これからも連携していかれたいとのこと、乞うご期待ください!
第Ⅱ部
日本のための選択肢・中村代表からのご挨拶、講演に続き、同日大阪で講演会を開催されていた及川幸久氏に登場頂きました。
こちらは講演会開催1週間前に急遽実現した企画で、大阪会場とライブ中継で結んでのご参加となりました。分刻みのスケジュールの中、トラブルなく実施でき、胸を撫でおろしました。
及川さんからは、緊迫するアメリカ大統領選挙の情勢や内幕について、貴重なお話しを伺うことができました。日本の安全保障や命運はアメリカの動きと表裏一体、目を離すことはできません!
事前に募集したご質問のほか、質問票に記載頂いたご質問について、鈴木・田母神両先生にご回答頂きました。
たいへん多くのご参加者からご質問を頂き、またA4サイズの質問票にびっしりと記載頂き、中村代表にて取りまとめて両先生にご質問、となりました。時間の関係ですべてのご質問をすることが叶わず、またお名前の読み上げもできず、ご質問を頂いた皆さまには、たいへん失礼いたしました。
中村代表も申し上げた通り、ご質問はみな、深い知識と洞察にもとづくものばかりで、ご参加頂いた皆さまのレベルの高さに驚かされました。
懇親会
講演会終了後、お申込み頂いた限定20名様のご参加者と、鈴木・田母神両先生を囲んでの懇親会へ。
講演会場から歩いて10分弱の、イタリアン酒場TOKYO MEAT酒場・高田馬場店を貸切り、2時間、自慢のイタリア料理と美味しいお酒で、ゆったりご歓談頂きました。
田母神先生にお持ちした大吟醸でしたが、鈴木先生もいける口でいらして、懇親会は大いに盛り上がりました。参加された皆さまからも「楽しかった」とのお言葉を頂き、日本のための選択肢イベント・スタッフ一同、心から安堵いたしました。
ご参加頂きました皆さま、ありがとうございました。